オレガノは香りが良く料理にも使える人気のハーブですが、「植えてはいけない」と言われることがあるので、その理由が気になっている方も多いのではないでしょうか。
庭や花壇に植えようと思っていたのに、増えすぎる・管理が大変といった声を目にすると、不安になりますよね。
実はオレガノは繁殖力がとても強く、地植えでは思わぬトラブルにつながることがあります。
この記事では、なぜオレガノは植えてはいけないと言われるのか、その理由と注意点、安心して楽しむための育て方まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
オレガノを植えてはいけないのはなぜ?

オレガノは人気のハーブですが、「植えてはいけない」と言われることがあります。ここでは、繁殖力や管理面の注意点を中心に、オレガノを植える前に知っておきたい理由を分かりやすく解説します。
オレガノは繁殖力が強く地植えで広がりやすい
オレガノは実はとても生命力が強い植物です。
地植えは水やりの頻度が少なくて済む反面、いったん根付くと生育をコントロールしにくくなります。
最初は小さな株だったのに、気づけば周囲に新芽が出てきて「こんなに増えるとは思わなかった」と驚く方も少なくありません。
こうした繁殖力の強さが、「オレガノは植えてはいけない」と言われる大きな理由のひとつになっているんですね。
地下茎やこぼれ種が周囲の植物に影響する
オレガノが広がりやすい理由のひとつに、地下茎とこぼれ種の存在があります。地上部分を剪定していても土の中でも育っているため、気づかないうちに別の場所から芽を出すことがあります。
特に注意したいのは、次のような影響です。
- 地下茎が伸び、隣の植物の根域に入り込む
- こぼれた種が発芽し、意図しない場所で増える
- 他の植物の養分やスペースを奪い、生育が悪くなる
- 寄せ植えでは、オレガノだけが優勢になる
オレガノは地上から見える部分だけでなく、土の中でも静かに広がっていくのが特徴です。
地下茎が横へ伸び、さらにこぼれた種から新しい芽が出ることで、気づかないうちに生育範囲が広がってしまいます。こうした増え方は見た目では分かりにくいため、周囲の植物に影響が出てから気づくケースも少なくありません。
放置するとオレガノが雑草化する可能性がある
オレガノは丈夫で育てやすい反面、管理をしないまま放置すると、いわゆる「雑草化」してしまう可能性があります。水やりや肥料を控えていても成長が止まらず、気づいたときには庭の一部を占領していた、という声も少なくありません。
特に注意したいのは、次のようなケースです。
- 剪定や収穫をあまりせず、そのまま育てている
- 開花後の花や種を放置してしまう
- 地植えで植えっぱなしにしている
こうした状態が続くと、オレガノは周囲の植物よりも優勢になり、抜いてもすぐにまた芽を出す…という状況になりがちです。
オレガノを雑草化させないためには、こまめな剪定や収穫で生育をコントロールすることがポイントになってきます。手をかけすぎなくても育つ植物だからこそ、最低限の管理を続ける意識が必要です。
オレガノを地植えすると起こりやすいトラブル

オレガノは丈夫で育てやすい反面、地植えにすると管理が難しくなるケースがあります。ここでは、オレガノを地植えした際に起こりやすい注意点を見ていきましょう。
他のハーブや植物の養分を奪ってしまうリスク
オレガノは根張りがよく、水分や養分をしっかり吸収する性質があります。そのため、近くに植えている植物が影響を受けてしまうことがあります。
- オレガノだけが元気に育つ
- 周囲のハーブや草花の生育が悪くなる
- 葉色が薄くなったり、成長が止まる
特に生育がゆっくりな植物や、根の浅い植物は影響を受けやすいため注意が必要です。家庭菜園では、知らないうちに養分のバランスが偏ってしまうこともあります。
繁殖力の強いほかの植物との相性
オレガノは、ミントやレモンバームなど、同じく繁殖力の強い植物と並べて植えると管理が一気に難しくなります。
- お互いに広がり、境界が分からなくなる
- どの植物がどこまで育っているのか把握しにくい
- 剪定や収穫の手間が増える
一見相性が良さそうなハーブ同士でも、生育スピードや広がり方には違いがあります。地植えで複数のハーブを育てる場合は、距離を取るか鉢植えを併用するなどの工夫が必要です。
病気や蒸れが発生しやすい生育環境
オレガノが広がりすぎると、株元が混み合い、風通しが悪くなることがあります。その結果、蒸れや病気が発生しやすくなる点にも注意が必要です。
- 梅雨や夏場に蒸れやすくなる
- 灰色かび病などの病気が発生しやすい
- 見た目は元気でも内部で傷んでいることがある
地植えの場合でも、定期的な剪定で風通しを確保し、株の広がりを抑えることが大切です。放置せず、様子を見ながら管理してあげましょう。
オレガノを安全に楽しむための育て方と対策
ここまでオレガノを地植えした場合の注意点を見てきましたが、性質を理解して育てれば、決して扱いにくい植物ではありません。むしろ、育て方や環境を工夫することで、オレガノは家庭でとても頼れるハーブになります。最後に、初心者の方でも安心して楽しむための育て方と対策をご紹介します。
鉢植えやプランター栽培がおすすめな理由
オレガノを安全に育てたい場合は、鉢植えやプランター栽培がおすすめです。容器の中で育てることで、地下茎の広がりを防ぎ、繁殖力をコントロールしやすくなります。
- 増えすぎを防ぎやすい
- 置き場所を調整できる
- 他の植物への影響を抑えられる
キッチン近くやベランダで管理できるため、収穫もしやすく、料理用ハーブとしても活用しやすい点が魅力です。
増えすぎを防ぐ剪定・収穫・植え付けの工夫
オレガノはこまめな剪定と収穫を行うことで、生育をコントロールしやすくなります。伸びすぎた茎を切り戻すことで、株がコンパクトにまとまり、蒸れの予防にもつながります。
- 伸びた茎は早めに剪定する
- 開花前に収穫して成長を抑える
- 株間を十分に取り、密集させない
「収穫=管理」と考えると、オレガノはむしろ扱いやすいハーブだと感じられるはずです。
地植えしてしまった場合の対処法と活用方法
すでにオレガノを地植えしている場合でも、すぐに抜かなければいけないわけではありません。広がりすぎている場合は、根の周囲を囲って隔離する、または一部を掘り上げて鉢植えに移す方法があります。
- スコップで根の範囲を区切る
- 増えた分を間引いて整理する
- 収穫して乾燥させ、料理用に活用する
増えたオレガノは、乾燥させて保存したり、ハーブティーや料理に使ったりと、無駄なく楽しめます。性質を知ったうえで付き合えば、オレガノは心強い存在になりますよ。
まとめ

オレガノを植える前に知っておきたいポイントをまとめました。
- オレガノは繁殖力が強く、地植えでは想像以上に広がりやすい
- 地下茎やこぼれ種によって、周囲の植物に影響を与えることがある
- 放置すると雑草化し、管理が大変になる可能性がある
- 養分の偏りや蒸れによって、他の植物や株自身にトラブルが起こりやすい
もちろん、オレガノ自体が悪い植物というわけではありません。
このような工夫をすることで、オレガノは家庭で安心して栽培して楽しめるハーブになります。

オレガノの性質を理解したうえで育てれば、料理や暮らしをやさしく彩ってくれるので心強い味方になってくれます。
